SCI'16

企画一覧

特別講演

チュートリアル講演

テーマセッション・招待講演

TS01
意思決定と最適化

招待講演: 山田 修司 氏 (新潟大学)
「逆凸2次計画問題に対するFJ点列挙法を用いた大域的最適化手法」

TS02
ロボットを支える情報技術

招待講演: 大原 賢一 氏 (名城大学)
「ロボット開発を支援するミドルウェア技術」

TS03
教育とその方法

招待講演: 川田 和男 氏 (広島大学)
「中学校における計測・制御教育の現状と課題について」

TS04
創発システムと計算知能

招待講演: 山浦 一保 氏 (立命館大学)
「気持ち(心理)の計算」

TS05
情報技術の医療・福祉への応用

招待講演: 大武 美保子 氏 (千葉大学)
「認知症予防に役立つICTと会話支援技術」

TS06
機械学習の深化と進展

招待講演: 波部 斉 氏 (近畿大学)
「ランダムフォレストの基礎と応用」

TS07
機械学習の産業応用

招待講演: 奥田 遼介 氏, 松元 叡一 氏 ((株)プリファードネットワークス)
「Deep Learningを用いたロボット制御」

TS08
非線形ダイナミクスの解析・制御・応用

招待講演なし

TS09
車両・ロボットの自動運転のための計測と信号処理

招待講演: 松波 勲 氏 (北九州市立大学)
「自動運転のためのレーダとカメラを用いた全天候性周辺環境認識技術」

TS10
サステナブル・フレキシブル・オートメーション

招待講演: 越塚 登 氏 (東京大学)
「IoT(Internet of Things)の現状と課題」

TS11
IoT/CPSを支えるネットワーク技術

招待講演: 秋山 豊和 氏 (京都産業大学)
「FESTIVALプロジェクトにおける都市型Smart ICT実証実験環境の概要とその活用事例」

TS12
インタラクションシステム

招待講演: 灘本 明代 氏 (甲南大学)
「漫才ロボット:Web を用いた漫才台本自動生成」

オーガナイズドセッション

OS01
学習活動におけるコンピュータ利用の展望
OS03
ICTを利用した高齢者支援
OS04
防災・減災のための計測信号処理
OS05
パワープロセッシング技術とその応用
OS06
高信頼制御通信
OS08
データに基づく制御機器設計・更新とその応用
OS09
システム同定
OS10
情報推薦
OS11
車・家庭・地域調和型EMS構築に向けたシステム技術とデータ利用
OS12
大規模問題に対するシステムズアプローチ
OS13
生物・生体とシステム制御情報
OS14
医療健康分野への情報技術の応用

その他の企画

特別講演

深層学習の概要と画像応用の最前線

講師
岡谷 貴之 氏 (東北大学)
日時
5月26日(木) 15:00-16:00
場所
テルサホール
概要
ディープニューラルネットワークに基づく機械学習の方法である深層学習について,基礎から最新の理論的成果までを俯瞰し,説明する.さらに深層学習が,講演者の専門であるコンピュータビジョンの分野をどのように変革し,またしつつあるかを,事例を挙げて説明する.

チュートリアル講演

非線形時系列解析 -時系列予測の不確実性

講師
平田 祥人 氏 (東京大学)
日時
5月25日(水) 13:00-13:45
場所
第6室
概要
気象,再生可能エネルギー,医療,経済等様々な分野で,過去に得られた限られた観測量の時系列データを使ってその将来を予測することが求められる.特に,近年,予測の持つ不確実性を明らかにし,定量化することも求められている.そこで,本講演では,Takensの埋め込み定理に基づく時系列予測の手法を紹介するとともに,予測の持つ不確実性の要素が高々5つに限られることを議論する.

マルチエージェントシステムの制御 -合意制御と分散最適化

講師
永原 正章 氏 (北九州市立大学)
日時
5月26日(木) 16:15-17:15
場所
第1室
概要
計算機の小型化・高速化と無線通信の高信頼化により,制御システムをネットワーク化して分散的に制御するようなシステムが近年特に重要性を増している.例えば,センサネットワークやスマートグリッド,IoTなどがその例として挙げられる.本講演では,そのようなマルチエージェントシステムに対する制御理論の基礎,特に合意制御と呼ばれる制御方法について,初学者でも理解できるようにわかりやすく解説する.また,この制御理論の応用として分散最適化について,ADMM (Alternating Direction Method of Multipliers) など最新の話題も含めて講演する.

グラフ信号処理 -基礎理論と最近の応用の発展-

講師
田中 雄一 氏 (東京農工大学)
日時
5月25日(水) 10:30-11:30
場所
第6室
概要
本講演では,現在信号処理で注目を集めている研究分野である,グラフ信号処理の紹介を行う.グラフ信号は,その信号値だけでなく,グラフによって表される信号の「構造」によって特徴づけられる.グラフ信号処理により,高次元で複雑な構造を持つディジタル信号の頂点ー周波数解析が可能となった.グラフ信号処理は,センサネットワーク,神経網,ソーシャルネットワーク,交通網などのあらゆるネットワーク上の情報処理へ利用できる可能性がある.本講演では,グラフフーリエ変換等のグラフ信号処理の基礎を概説した後に,センサ配置問題やネットワーク上のデータのノイズ除去(平滑化)などの,グラフ信号処理を利用した幾つかの応用に触れる.

二輪車研究への情報科学の応用:Bikeinformatics 二輪車情報学

講師
木谷 友哉 氏 (静岡大学)
日時
5月25日(水) 16:30-17:30
場所
第1室
概要
自転車や自動二輪車は世界中で利用されている個人用の移動手段であり,その手 軽さや環境負荷が低いことから,将来のパーソナルモビリティとしての発展が期 待されています.車体を傾けて旋回する二輪車は,四輪車と運動が大きく異なる ため,既に発展している自動車向けの設計開発技術や高度交通システム(ITS) をそのまま流用することが難しく,独自の研究が必要になります.我が国が擁す る自動二輪車メーカは世界シェアの半分以上を占めており,世界最大の自動二輪 車生産国となっています.この地域性も活かした情報科学の新しい応用分野につ いて解説します.

格闘技ゲームAI大会とその関連教育・研究事例の紹介 -Win or Die!

講師
Ruck Thawonmas 氏 (立命館大学)
日時
5月26日(木) 13:00-14:00
場所
第2室
概要
コンピュータゲームを題材にした研究・教育は学生らの潜在能力を引き出せる テーマである.本講演は,ゲーム内のキャラクタを操作するアルゴ リズム (ゲームAI)に着目し,講演者が2013年より開催している格闘技ゲームAIの国際 コンペティションに基づいている.具体的には,同 コンペティションで使用さ れたJavaベース・ゲームであるFightingICE,これまで優勝した各ゲームAI,及 び同ゲームを使用した 研究・教育の国内外の傾向について述べる.

テーマセッション・招待講演

TS01 意思決定と最適化

オーガナイザ
  • 楠木 祥文 氏 (大阪大学)
  • 生方 誠希 氏 (大阪府立大学)
概要
意思決定と最適化の分野では,複雑な問題を解決する様々な手法が提案されており,生産・流通システム,通信・制御工学,金融工学,環境学,経済学,政治学,分子生 物学など幅広い領域で利用されています.さらに,この数年の,情報,通信,計測技 術の発達,計算機性能の向上により,これらの手法はより多くの問題に適用できるよ うになり,また,その過程で新たに取り組むべき課題も生じてきています.今後も,エネルギー管理,大規模データの活用,環境問題,高齢化問題など,近年注目されて いる諸問題の解決手法として,意思決定・最適化のニーズは,さらに増していくもの と考えられます.本テーマセッションでは,意思決定と最適化に関する理論,手法,応用およびそれらに関連するさまざまな研究発表を募集し,この分野の近年の動向を 把握できる場を提供したいと考えています.
キーワード
  • 数理計画の理論と応用(連続・離散・組合せ最適化,多目的最適化,ロバスト最適化,確率計画法,メタヒューリスティックなど)
  • 意思決定の理論と応用(効用理論,多属性/多基準思決定,AHP,ANP,DEA,ファジィ理論など)
  • ゲーム理論とその応用(非協力ゲーム,協力ゲーム,進化ゲーム,メカニズムデザイ ンなど)
  • 実社会での応用(スマートグリッド,金融工学,スケジューリング,サプライチェーン,マネジメント,機械学習など)

招待講演「逆凸2次計画問題に対するFJ点列挙法を用いた大域的最適化手法」

講師
山田 修司 氏 (新潟大学)
日時
5月27日(金) 14:45-15:30
場所
第2室
概要
目的関数が線形関数で与えられ, 複数の凸2次制約と一つの逆凸2次制約をもつ数理計画問題は逆凸2次計画問題と呼ばれ, 配置禁止領域をもつ配置問題などがこのような問題で近似できることが知られている.しかしならが, 制約集合が連結であるとは限らないため,従来の非線形計画法ではこの問題に対して, 大域的最適値に近い目的関数値をもつ近似解が求まることを保証できない.本研究では, FJ点列挙法を導入し,ラグランジュ乗数に対する分枝限定法を提案する.FJ点を列挙することで, 提案手法によって生成される暫定解列の任意の集積点は対象問題の大域的最適解であることが証明される.また, 発表では計算機実験結果についても紹介する.

TS02 ロボットを支える情報技術

オーガナイザ
  • 高瀬 英希 氏 (京都大学)
  • 池田 聖 氏 (立命館大学)
概要
Robot Operating System (ROS) やRTミドルウェアに代表されるように,ロボットにおけるハードウェアの抽象化や統一されたインタフェースを備えたソフトウェアモジュール群などからなるミドルウェアが注目を集めている.本テーマセッションでは,ロボットの研究開発を促進するこうしたミドルウェアに着目し,ロボットを支える情報技術に関する研究発表を広く募集します.具体的には,ミドルウェア自体およびミドルウェアを支えるシステムソフトウェアのの開発事例,それらを導入したシステムの構築事例,ソフトウェアを包括したロボットシステムの設計手法および最適化技術,MoveItやSLAMなどミドルウェアの個別機能に関する研究開発,などが想定されます.
キーワード
  • 情報科学
  • ミドルウェア
  • システムソフトウェア
  • ROS
  • RTミドルウェア
  • SLAM

招待講演「ロボット開発を支援するミドルウェア技術」

講師
大原 賢一 氏 (名城大学)
日時
5月25日(水) 13:00-13:45
場所
第1室
概要
実環境において,人を支援するロボットシステム実現のためには,ロボットのハードウェアの性能向上はもとより,ハードウェアを制御し,所望のアプリーケーションを実現するためのソフトウェアも合わせて重要となる.本講演では,ロボットソフトウェア資産の蓄積・再利用の促進を目的に開発されているミドルウェアである,RTミドルウェアやROSなどを紹介し,運用例の紹介を行う.

TS03 教育とその方法

オーガナイザ
  • 佐藤 孝雄 氏 (兵庫県立大学)
概要
システム・制御・情報分野の教育に関する研究をはじめ,教育に関する幅広い分野の教育に関するセッションを提案する.大学・高専の学生への指導だけでなく,中学校・高等学校の教員養成に関する研究成果についても募集する.教育方法に関する新たな試みや実験装置の作成に関する研究,また,インターネットを利用したオンライン教育に関する研究に関する講演を募集する.
キーワード
  • 教育方法
  • 教育機材
  • 教員養成
  • 教育効果

招待講演「中学校における計測・制御教育の現状と課題について」

講師
川田 和男 氏 (広島大学)
日時
5月25日(水) 10:30-11:15
場所
第2室
概要
計測・制御は,産業界で様々な形で運用され,直接目には見えないところで付加価値の向上に貢献している.このようなことから,平成24年4月より全面実施されている中学校学習指導要領技術・家庭科技術分野では,「プログラムによる計測・制御」の内容が必修化され,中学生が身の回りの製品に使われている計測・制御技術に触れる機会ができた.本講演では,中学校段階での計測・制御教育の現状と課題について紹介する.

TS04 創発システムと計算知能

オーガナイザ
  • 高野 敏明 氏 (静岡理工科大学)
  • 萩原 良信 氏 (立命館大学)
概要
創発システムとは,個と環境および個との相互作用により自律的に形成される秩序・機能発現のための進化・適応する能力を有するシステムを指しています.創発システムの代表的な研究として,ロボットの知覚・行動・身体性の設計,マルチエージェント・自律分散システムの解析・設計,複数エージェントによるコラボレーション設計,経済活動の仮想社会シミュレーション,記号創発ロボティクスなどが挙げられます.現在,その研究対象はますます広がりを見せており,電力ネットワーク設計や感情推定などにも及んでいます.さらに創発システムを形作る計算知能技術として,学習・進化・適応の計算モデルの発展も著しく,追加学習,マルチタスク学習,転移学習,多目的最適化などの研究もされています.本テーマセッションでは,創発システムと計算知能の基礎理論・要素技術から適応事例まで,幅広い研究発表を募集いたします.奮ってご応募いただけますようお願いいたします.
キーワード
  1. 基礎・数理
    • 学習
    • 適応
    • 進化
    • 発達
    • 協調
    • 認識
    • 特徴抽出
    • 知識獲得
    • 多目的最適化
    • 自己組織化
    • 記号接地
    • 身体性
    • 複雑系
    • 移動知
    • カオス
    • ゲーム
    • 神経振動子
    • セルオートマトン
  2. 計算モデル
    • 進化計算
    • 分布推定アルゴリズム
    • 群知能
    • 強化学習
    • オンライン学習
    • 追加学習
    • 適応学習
    • 自律学習
    • マルチタスク学習
    • 転移学習
    • ドメイン適応
    • スキル付加
    • データマイニング
    • ベイジアンネット
    • 人工生命
    • マルチエージェント
    • 免疫システム
    • エージェントベースモデリング
  3. 創発システム
    • ヒューマンインターフェース
    • 適応システム
    • 人間-機械系
    • 共創システム
    • 情報場
    • コミュニケーション
    • コラボレーション
    • 知覚と行動の創発
  4. 記号創発システム
    • 記号創発
    • 概念学習
    • 物体操作学習
    • 語意学習
    • 言語獲得
    • 言語進化
    • 動作の言語化
    • 動作の分節化
    • 環境の分節化
    • 一般物体認識・学習
    • 実世界理解
    • 自己位置認識
    • 模倣学習
    • 実世界情報処理
    • 記号論
    • 認知発達
    • 発達ロボティクス
  5. 適用事例
    • 生物型人工システム
    • ソーシャルロボット
    • 認知ロボティクス
    • 記号創発ロボティクス
    • 群ロボット
    • 自律分散システム
    • 知的生産システム
    • 社会経済システム
    • 仮想市場
    • 道路交通システム
    • 電力ネットワーク
    • 社会的ネットワーク

招待講演「気持ち(心理)の計算」

講師
山浦 一保 氏 (立命館大学)
日時
5月27日(金) 10:45-11:30
場所
第4室
概要
心理学は,人間行動の科学と言われる分野である.我々は日常どのような行動をとるのか,それらの行動はいかにして生起するのか.また,よりよい人間関係を形成し健康的な生活を営むために何が必要なのか….こうした問題に対して,行動の背後にある様々な心理的側面でアプローチしている.今回のセッションでは,具体的な研究事例をもとに,心理・行動の測定方法,その際の留意点,課題などについて紹介させて頂く予定である.

TS05 情報技術の医療・福祉への応用

オーガナイザ
  • 梶原 祐輔 氏 (立命館大学)
概要
センシング技術の発展とともに加速度センサや生体センサなどが付随された機器が,一般家庭に普及し始めています.これに伴い,これらの機器から収集した日々の生体データや行動データなどが含まれるビッグデータから有意義なデータを抽出し,医療支援や高齢者・障碍者支援,健康管理支援に活用することが期待されています.本セッションでは,情報技術の医療・福祉への応用,例えば,ライフログ解析,医療支援,高齢者・障碍者支援,健康管理支援などの分野についての論文を幅広く募集いたします.
キーワード
  • 医療支援
  • 高齢者・障碍者支援
  • 健康管理支援
  • 生体センシング
  • 行動センシング

招待講演「認知症予防に役立つICTと会話支援技術」

講師
大武 美保子 氏 (千葉大学)
日時
5月25日(水) 13:00-13:45
場所
第3室
概要
認知症とは,一度発達した認知機能が,後天的な障害によって持続的に低下し,日常生活や社会生活に支障を来すようになった状態を指す.認知症は,人間の情報処理能力が低下する病であることから,ICTがその予防や支援,治療に役立つと考えられる.本講演では,認知症とその前段階である軽度認知障害の定義について紹介し,その予防に有効と考えられる方法と,それを具現化するICT,中でも研究開発中の会話支援技術について紹介する.

TS06 機械学習の深化と進展

オーガナイザ
  • 手塚 太郎 氏 (筑波大学)
概要
近年,ビッグデータの利活用に向けて,ディープラーニング・ランダムフォレストなどの機械学習が注目されており,音声・画像処理や自然言語処理,データマイニングなど,様々な分野において利用されてきています.本テーマセッションでは,機械学習の手法だけでなく,機械学習を利用した応用の研究など,機械学習に関する幅広い研究発表を募集します.
キーワード
  • ディープラーニング
  • ランダムフォレスト
  • 統計的学習
  • オンライン学習
  • 半教師あり学習
  • マルチタスク学習
  • 強化学習
  • パターン認識
  • クラスタリング
  • 画像処理
  • 音声処理
  • 自然言語処理
  • 情報検索
  • データマイニング
  • 分類問題
  • 認識問題
  • 制御問題
  • その他機械学習一般

招待講演「ランダムフォレストの基礎と応用」

講師
波部 斉 氏 (近畿大学)
日時
5月27日(金) 13:00-13:45
場所
第3室
概要
Leo Breimen によって2001年に提案されたランダムフォレストは複数の決定木を持ちその合議によって結果を得るアンサンブル学習による機械学習手法の一種である.構造がわかりやすく手軽に所望の性能が得られることや、クラス識別のみならず,回帰やクラスタリングにも利用できることなどから様々な分野で利用され,もはや定番ツールの一つとなっている.本講演では、まず,初学者向けにランダムフォレストの基礎の解説を行った後,様々な適用例や利用上の留意点を紹介して,今後の研究の参考となることを目指す.

TS07 機械学習の産業応用

オーガナイザ
  • 櫻井 隆平 氏 (立命館大学)
概要
ハードウェア・ソフトウェア共に,大規模データ利活用のためのインフラが整備されつつある昨今,産業界における機械学習技術の導入事例が日々報告されるようになりました.これらの成果は,深層学習などの最新技術の適用と,丹念な前処理や地道なチューニングなどに依拠し,今後さらなる発展が期待されると同時に,来るべきIoT時代への礎となるものです.そこで本テーマセッションでは,産業界のあらゆる業種を対象に,機械学習技術の実データへの適用事例を広く募集します.
キーワード
  • ディープラーニング
  • ビッグデータ
  • IoT
  • データマイニング
  • 強化学習
  • 画像認識
  • 音声認識
  • 自然言語処理
  • 行動認識
  • 異常検知
  • 予測

招待講演「Deep Learningを用いたロボット制御」

講師
奥田 遼介 氏, 松元 叡一 氏 ((株)プリファードネットワークス)
日時
5月26日(木) 11:00-11:45
場所
第1室
概要
従来のロボットは,限定された環境で事前に設定された行動をとるものがほとんどであった.Deep Learningを用いたロボットは,ルールで書くことが難しい複雑な形状の物体とのインタラクションや,複数のセンサ情報の活用などを,大量の学習データから自動的に獲得することができる.また,汎化性能に優れるため,学習には含まれない未知の環境でも適切な行動をとることができる.実例を通してDeep Learningのロボット制御への適用について説明する.

TS08 非線形ダイナミクスの解析・制御・応用

オーガナイザ
  • 木村 真之 氏 (京都大学)
  • 原 尚之 氏 (大阪府立大学)
概要
電気回路における発振や反応拡散系におけるパターン形成,神経細胞の同期などの現象では,系の非線形性が重要な役割を果たしており,人工物から生体システムまで様々なところで観察される.このような非線形現象の解析や制御に関する研究が,非線形力学分野やシステム制御工学分野をはじめ様々な分野で行われている.本テーマセッションでは,非線形ダイナミクスに関する解析・制御・応用の研究を幅広く募集する.皆様の積極的なご参加とご発表をお願いいたします.
キーワード
  • 非線形現象
  • 振動子
  • 結合力学系
  • 複雑ネットワーク
  • 同期現象
  • カオス
  • 自己組織化
  • 電力ネットワーク
  • 神経細胞
  • 非線形力学系
  • 分散・協調制御
  • 電気回路

TS09 車両・ロボットの自動運転のための計測と信号処理

オーガナイザ
  • 佐保 賢志 氏 (立命館大学)
  • 深尾 隆則 氏 (立命館大学)
概要
自動車の自動運転技術への注目度が近年非常に高まっており,その実現のための計測技術は極めて重要である.さらに,自動運転技術は自動車のみならず,移動ロボットや,自動化された農業車両や建設車両などの各種インテリジェントビークルの実現のためにも期待されている.本セッションでは,各種車両やロボット等の自動運転に応用可能な計測・信号処理に関する研究論文を幅広く募集する.
キーワード
  • 自動運転
  • ロボットビジョン
  • インテリジェントビークル
  • 安全環境認識
  • 運動情報計測
  • 追跡・追尾
  • 物体認識
  • 人体検出
  • センシング
  • センサネットワーク
  • センサ融合
  • 信号処理
  • 画像処理
  • 距離画像処理
  • 動画処理

招待講演「自動運転のためのレーダとカメラを用いた全天候性周辺環境認識技術」

講師
松波 勲 氏 (北九州市立大学)
日時
5月27日(金) 10:45-11:30
場所
第2室
概要
自動車の自動運転を実現するには「走る・曲がる・止まる」の自動車本来の技術以外に、人が行っていた「認知・判断・操作」の3要素を機械に置き換えた先進運転支援システム(ADAS)を開発しなければならない.特に交通死亡事故の多い悪天候時・夜間においても歩行者までを正確に認識できる全天候性周辺環境認識技術の開発が課題となっている.本講演では、GPS、高精度地図、カメラ、レーダ、ライダを用いた環境認識技術の最新開発動向と課題について紹介し、その課題の解決策のアプローチとして、発表者が研究開発しているレーダとカメラを用いた全天候性周辺環境認識技術について実環境における実験結果を交えながら紹介する.

TS10 サステナブル・フレキシブル・オートメーション

オーガナイザ
  • 杉村 延広 氏 (大阪府立大学)
  • 岩村 幸治 氏 (大阪府立大学)
  • 藤平 雅信 氏 (神戸製鋼所)
企画
サステイナブル・フレキシブル・オートメーション(SFA)研究分科会
概要
近年,ものづくり分野は,グローバルな経済的競争力の向上,社会的な安心・安全の提供,生活の質向上等に資する新しい意義・付加価値を生み出す技術が求められています.本テーマセッションでは,これらの環境変化に調和し持続可能(サステナブル)な経済発展を目指すための生産システム/FA技術に関するさまざまな研究開発の講演発表を募集します.
キーワード
  • メカトロニクス技術
  • 機械システム技術
  • 製品設計技術
  • 生産システム技術
  • グローバル生産技術
  • 経営・経済分野との統合化技術
  • FA関連の理論・方法論

招待講演「IoT(Internet of Things)の現状と課題」

講師
越塚 登 氏 (東京大学)
日時
5月26日(木) 16:15-17:00
場所
第3室
概要
1980年代よりUbiquitous Computing,Pervasive Computingとして研究されてきた情報通信技術は,現在IoT(Internet of Things)と呼ばれ,我々の社会のあらゆる場面に導入され,その社会を大きく変えようとしている.特に今世紀以後は,ドイツのIndustrie 4.0や米国のIndustrial Internet,中国の物聯網など,世界的にも盛んに取り組まれ,特に,生産工程や社会インフラの管理運用,物流,災害対応,医療,小売,教育など,様々な適用例が現れている.今回は,IoTのこれまでの流れと現状,特に,様々な応用分野における利活用の状況について,実例を交えてお話しします.

TS11 IoT/CPSを支えるネットワーク技術

オーガナイザ
  • 樫原 茂 氏 (奈良先端科学技術大学院大学)
概要
近年,物理世界に存在する様々なモノをインターネットに接続し,サイバー世界に存在するクラウドなどの計算リソースと連携することで,これまで実現できなかった高度な社会システムを実現するIoT (Internet of Things)/CPS (Cyber Physical System)が1つの潮流となっている.本セッションでは,物理世界・サイバー世界の連携を実現するためのネットワーク技術・アーキテクチャ技術に関する講演を広く募集し,IoT/CPSを活用したシステム/サービスの普及を見据えた今後の技術展開について議論する場としたい.
キーワード
  • IoT
  • CPS
  • インターネット
  • アーキテクチャ
  • センサネットワーク
  • DTN
  • ビッグデータ
  • Webサービス

招待講演「FESTIVALプロジェクトにおける都市型Smart ICT実証実験環境の概要とその活用事例」

講師
秋山 豊和 氏 (京都産業大学)
日時
5月25日(水) 14:45-15:30
場所
第2室
概要
都市部におけるSmart ICTアプリケーションの実証実験の実施においては,大規模,複雑化するICT実証実験環境の構築ならびに維持,実証実験に参加する市民を含めた利害関係者の調整など,実証実験実施者には非常に大きな負担が求められ,Smart ICTアプリケーションの普及における阻害要因の1つとなっている.本講演では,この課題を解決するアプローチとして,都市部に Smart ICT実証実験環境の構築と構築した実験環境を用いた実証実験の実施を目指すFESTIVALプロジェクトについて紹介する.また,プロジェクト関係者外からの実証実験環境の利用方法について,事例をあげながら紹介する.

TS12 インタラクションシステム

オーガナイザ
  • 井村 誠孝 氏 (関西学院大学)
  • 池田 聖 氏 (立命館大学)
概要
情報技術の高度化・複雑化に伴い,技術単体の性能だけではなく,それを使う側である人間との相互作用を考慮してシステムをデザインすることが求められています.本テーマセッションでは,ヒューマンインタフェース,インタラクティブメディア,バーチャルリアリティ等の分野におけるシステムの構築・評価や,それらの基盤となるセンシング,信号処理,ディスプレイ技術まで,人間と人工物,人間と人間の相互作用を支援あるいは促進するインタラクションシステムに関する発表を広く募集します.
キーワード
  • ヒューマンインタフェース
  • インタラクティブメディア
  • バーチャルリアリティ
  • 複合現実感
  • 入出力デバイス
  • メディア信号処理
  • 可視化,
  • インタラクションデザイン
  • ユーザインタフェース
  • ユーザエクスペリエンス
  • ユニバーサルデザイン
  • ソーシャルコンピューティング
  • ウェブインテリジェンス
  • ウェアラブルコンピューティング
  • ユビキタスコンピューティング
  • 認知インタフェース
  • サービス工学
  • 教育システム
  • CSCW
  • エンタテインメントコンピューティング

招待講演「漫才ロボット:Web を用いた漫才台本自動生成」

講師
灘本 明代 氏 (甲南大学)
日時
5月27日(金) 9:30-10:15
場所
第5室
概要
現在,種々のコミュニケーションロボットありますが,人とロボットのスムーズな対話によるコミュニケーションが行われていないのが現状です.そこで我々は,ロボット同士の対話を観察することでロボットと人のコミュニケーションギャップを埋めることができと考え,ロボット同士の対話かなる漫才ロボットを研究開発しております,漫才ロボットはお題を与えるとそのお題に関するWebニュースと様々な知識をインターネットから取得し漫才台本を自動生成し漫才を演じます.本セッションではデモを交えながら漫才台本自動生成の手法を説明します.

オーガナイズドセッション

OS01 学習活動におけるコンピュータ利用の展望

オーガナイザ
  • 高田 秀志 氏 (立命館大学)
概要
初等・中等教育においていわゆるプログラミング学習や情報教育の取り組みが行われるようになってからすでに長い年月が経過しているが,コンピュータ自体がパソコンからスマートフォンやタブレットへ進化したり,社会で求められる能力がより多様化するのにともなって,そのあるべき姿については未だ模索が続いている.本セッションでは,実践的な経験を通じて本来学ぶべきものの本質は何であるかを探るとともに,新しい時代におけるコンピュータ利用を展望する.

OS03 ICTを利用した高齢者支援

オーガナイザ
  • 杉原 太郎 氏 (岡山大学)
  • 山添 大丈 氏 (立命館大学)
概要
高齢化の進行に伴い,介護者・介助者の不足などの様々な問題が生じてきている.そのため,情報技術を利用することにより,これらの問題を解決することを目指し,様々な研究が進められている.本セッションでは,ICTを利用した高齢者支援の研究について紹介する.

OS04 防災・減災のための計測信号処理

オーガナイザ
  • 佐保 賢志 氏 (立命館大学)
  • 馬杉 正男 氏 (立命館大学)
概要
近年の異常気象や大規模地震に起因する水害や雷害による人的・経済的損失は極めて甚大であり,災害及び災害現場のモニタリング技術の発展が強く望まれている.本セッションでは,各種災害の防災・減災のために計測信号処理技術の開発に携る研究者が集い,最新の成果を発表する.これらの発表を通じて,一見異なる技術を用いている各種の災害検出・モニタリングについて,計測信号処理の観点から相互に活用可能な技術を見出すための議論を行う.

OS05 パワープロセッシング技術とその応用

オーガナイザ
  • 東 俊一 氏 (京都大学)
  • 安東 弘泰 氏 (筑波大学)
概要
パワープロセッシング技術に基づく電力パケットシステムが,将来のエネルギ供給の形態として期待を集めている.本セッションでは,戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)にて実施しているプロジェクト「次世代パワーエレクトロニクス:低容量小型パワー集積回路の開発とパワープロセッシング 」の紹介と最新の研究成果を報告する.

OS06 高信頼制御通信

オーガナイザ
  • 林 和則 氏 (京都大学)
  • 永原 正章 氏 (京都大学)
概要
近年,機械やデバイス,プラントなどのシステム間あるいはシステム内における制御情報の高信頼通信への要求の高まりから,制御と通信の境界・融合領域の研究が注目されている.本セッションでは,制御と通信の両分野の研究者が集い,高信頼制御通信に関する最新の研究成果を発表し,今後の両分野の連携について議論する.

OS08 データに基づく制御機器設計・更新とその応用

オーガナイザ
  • 金子 修 氏 (電気通信大学)
  • 佐藤 孝雄 氏 (兵庫県立大学)
概要
制御系の入出力データから制御系を設計するデータ駆動型制御に関するセッションを提案する.操業データを直接用いて設計・更新する手法や,操作データから制御系の性能診断を行い再調整を行う適応制御系についての講演を募集する.

OS09 システム同定

オーガナイザ
  • 田中 秀幸 氏 (広島大学)
  • 奥 宏史 氏 (大阪工業大学)
概要
システム同定分野におけるキーイベントであるIFAC SYSID'15の報告を含む,本分野の最近の展開について議論する.

OS10 情報推薦

オーガナイザ
  • 奥 健太 氏 (立命館大学)
  • 原田 史子 氏 (コネクトドット)
概要
情報推薦システムは,膨大なコンテンツ群の中からユーザの嗜好や状況に合ったコンテンツを見つけ出し,ユーザに提供するシステムである.推薦システムでは,Web等に蓄積された膨大なデータを基にしたユーザの嗜好抽出やコンテンツの特徴抽出が主要な課題となる.近年では,特定のドメインを対象とした研究も多い.本セッションでは,観光ルートや商品,レシピ,書籍を対象とした推薦システムに関する研究発表があり,各ドメインを対象とした推薦システムについて議論する.

OS11 車・家庭・地域調和型EMS構築に向けたシステム技術とデータ利用

オーガナイザ
  • 薄 良彦 氏 (京都大学)
  • 石井 秀明 氏 (東京工業大学)
概要
電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)を活用したエネルギー管理システム(EMS)の構築では,面的に分散し時間的に移動するEV・PHVのモビリティシステム,家庭・地域スケールの電気・熱に関するエネルギーシステム,これらの物理システムとEMSをつなぐ通信・計測システムの融合研究が必要となる.本セッションでは,この融合研究に向けた「システム技術」「データ利用」という視点に着目し,JST-CRESTにおいて実施している「エネルギー消費行動の観測と分散蓄電池群の協調的利用に基づく車・家庭・地域調和型エネルギー管理システム(研究代表者:名古屋大学・鈴木達也教授)」の研究成果を報告する.

OS12 大規模問題に対するシステムズアプローチ

オーガナイザ
  • 西 竜志 氏 (大阪大学)
概要
近年のハードウェア技術の発達(特に,通信網の高速大容量化,小型高性能なセンサー・アクチュエータの普及など)や社会的な要請(特に,グリーンイノベーショ ン,ビッグデータなど)に伴い,計測制御における各分野で対象とするシステムは,大規模・複雑化の一途を辿っている.これらに付随する大規模数理計画問題は,計算 時間・計算複雑さの観点から効率的に解を求めることは一般に困難である.その一方 で,これらの大規模問題に対する各分野のアプローチには,いくつかの構造的な類似性が見られ,最適化問題の緩和,モデルの低次元化・線形化,分割・統合や階層化・マルチスケール化などは各分野でも大規模性や複雑性に対処するために共通して用いられている考え方である.本OSでは,これらの分野でこれまで個別に発展してきたアプローチに共通な構造に着目し,大規模システムに対する新たなモデリング・制御・最適化の問題を解決するための理論と手法を模索し議論を行う.

OS13 生物・生体とシステム制御情報

オーガナイザ
  • 古谷 栄光 氏 (京都大学)
  • 森 禎弘 氏 (京都工芸繊維大学)
概要
近年の生命科学の発展に伴い,生物・生体をさまざまな形で対象とした研究が行われている.たとえば,生体情報の取得や生命現象の解明を目的とした生体計測や解析,生物・生体が備えている機能の工学的利用を目的とした生物・生体の模倣,また生物・生体へのシステム制御情報技術の適用による生体の調節や制御など,さまざまな研究が進められてきている.このような背景のもと,本オーガナイズドセッションでは,生物・生体に関して進められている最新の研究成果を集め,さらなる研究の深化のための情報交換や議論のきっかけとしたい.

OS14 医療健康分野への情報技術の応用

オーガナイザ
  • 畑 豊 氏 (兵庫県立大学)
  • 久保田 直行 氏 (首都大学東京)
  • 武田 隆宏 氏 (首都大学東京)
概要
近年,医療・健康・介護・看護の各分野において情報技術の利用・融合に関する研究が展開されています.これらの研究により,皆国民医療や健康の高質化などが期待されています.本セッションでは,このような医療健康分野に対する情報技術の適用・応用に関する論文,例えば,医用生体情報解析,生体センシング,看護アプリケーション,生体計測シミュレーション,ヘルスケアシステム,生体モデリング,などの分野についての論文を幅広く募集いたします.

ランチタイム企画

論文投稿促進セミナー - 論文掲載までのプロセス教えます!!

日時
5月25日(水) 12:15-13:00
場所
第6室
概要
システム制御情報学会では,毎月「システム制御情報学会論文誌」を刊行しています.2013年3月に電子投稿審査システム(Editorial Manager)を導入して以来,いくつかの特集号企画も含めて数多くの論文を投稿していただきました.今般,「SCI’16 論文特集号」を企画することになり,会員の皆様には更なるご投稿をお願いしているところです.

本セミナーでは,電子投稿審査システムの概要をご紹介するとともに,本学会論文誌での査読・編集プロセスを具体的にご説明いたします.今後の論文執筆および査読に役立つ内容となっております.奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます.

詳細はこちらのご案内を御覧ください.